旧車を乗りこなすにはキャブレターが不可欠

ハーレーという大型バイクの魅力は、最新モデルで颯爽と走行するだけではなく、旧車の部類に入るクラシックな車両を自分好みにカスタマイズする行為も含まれます。

車両のカスタムはハーレーオーナのメリットで、日本にもハーレー専門のショップが数多くあります。

旧車のパーツは多くが製造中止になっているので正規販売店では売られていませんが、カスタムショップでは他メーカーのカスタムパーツや中古品を扱っていることもがあるので、交換やカスタムによってハーレーを快適に走らせることが可能です。

同じハーレーでも現行モデルと旧車とでは構造が大きく変わっている部分もあるので、旧車に対応できるパーツを扱うショップは大切な存在です。
特にキャブレターのパーツは中古品も希少なことから、パーツショップなどでの購入は非常に貴重な経験となるでしょう。

キャブレターの設定

キャブレターはエンジンに燃料を供給するための部品で、現在の主流である電子インジェクションとは異なり電源を必要としない特徴があります。その反面、気温や湿度の影響を受けやすいので燃料の供給にムラが起きる欠点を抱えていることから、現行モデルのハーレーには使われていません。
それだけに、キャブレターを使っている旧車を乗りこなすにはキャブレターをセッティングする知識が必須です。年式によってキャブレターの種類も異なるため、それぞれの構造を正しく理解することがセッティングを適切に行う条件となります。

セッティングの方法はカスタムショップで教えてもらうのが最も確実な方法です。
整備士の指導を受けながらの分解や部品の取り付けは良い経験になります。近隣にカスタムショップが無い地域に住む人でも書籍やインターネットで情報収集ができるので問題はありません。
特にインターネットではハーレーにこだわったサイトが多いので、キャブレターのセッティング方法について詳しく学ぶことができます。

キャブレターで有名なメーカーはS&SとMIKUNIなので、ぜひチェックしておきましょう。