電気を使用した環境に良いバイク

変わる時代

ハーレーは電気を使用した環境に良いバイクである「LiveWire」のコンセプトモデルを2014年6月に発表しました。その後同社では電気を使用したバイクの開発が進められ、2019年1月には「LiveWire」の市販モデルの予約受付が始まっています。また2つのタイプの電気を使用するバイクを一般に公開しました。これまでハーレーのバイクには大型の空冷V型2気筒エンジンというイメージがありましたが、電気を使用する新しいモデルはいずれも小型です。同社は電気を使う新しいタイプのバイクを開発することで市場を開拓し、企業として生き残りを図ろうとしています。

ハーレーが2019年1月に電気を使用した新しいバイクを発表したのは、自動車やオートバイのイベントではありません。ラスベガスで開催されたCES2019という家電製品の見本市です。このイベントはかつてコンシューマ・エレクトロニクス・ショーと呼ばれたもので、全米民生技術協会が主催しています。同社は2014年に「LiveWire」のコンセプトモデルを発表して以来、電気を使用したバイクの技術開発を続けてきました。

ハーレーは1960年代にも小型バイクの市場に参入しようとしたことがありましたが、利益やユーザーからの反発のため諦めています。

アメリカでは環境に優しい電気自動車などに対する大きな需要があります。時代が変われば消費者の嗜好も変化します。

ハーレーも時代の変化に合わせて新しい小型電気バイクの分野に挑戦することで、市場を開拓しようとしています。